秋田駅から徒歩10分位に久保田城があります。築城は1603年より始められ1631年に
終わったらしいです。随分と時間がかかっています。築城主は佐竹義宣。1602年に
常盤の国(今の茨城県)より転封されこの地にやってきました。
佐竹氏は源氏の流れをくむ名門です。坂東では大きな勢力を誇っており戦国時代は
上杉、北条と互角の戦いを繰り広げたほどです。しかしながら関ケ原には参加せず
中立をたもっていたため家康より「遠くに行きなさい」になってしまったとか。
つぶされないだけ良かったですが、家康が会津征伐に行った際、上杉と共闘して挟み撃ち
にしていたら歴史は大きく変わったでしょう。
お城は天守も石垣もない土塁タイプです。特に必要なかったのか幕府に遠慮したのか
いかついつくりではなく、現在は広々とした縄張りにいくつかの遺構が残っている
場所です。千秋公園という公園では桜の花もきれいで市民の憩いの場所になっています。
よく秋田は美人が多いと言われます。なるほど街を歩いていると、おばあさんでも
秋田美人の痕跡がのこっているほどのきれいな方を多く見かけます。
なお現在の秋田県知事は昔の殿様の子孫「佐竹さん」です。1603年に義宣公が
秋田に来たときに常盤の国の美人を連れてきたからいまでも美人が多いという
逸話も。まあ、マユツバでしょうね。
また、訪問したいと思います。
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