4月に入ってようやく桜が咲きました。例年より遅かったのですが何か奇麗に
咲き誇っているように感じています。
さて、週末に千葉県の南、昔の国名では「安房の国」に行ってきました。千葉県と言うと
ほとんどの方は常磐線では柏まで。総武線は千葉まで。あとは成田空港までがメインと
思っているようですが素晴らしい観光地があるのはその先です。しかしいわゆる通勤圏内
千葉県民は、同じ県なのに「ほとんど行かない」が大半だそうです。
春の時期など美しい海とさわやかな風。そして海岸線を走るフラワーロードなど見どころ
いっぱい。館山市を中心にリゾート地のような風景を堪能しました。
メインは館山城です。しかし天守は昭和の模擬天守。中は「南総里見八犬伝博物館」となっています。小さい頃NHKの人形劇で見ていた八犬伝の人形が展示されており「犬塚信乃」
の人形があったのには懐かしさを覚えました。もちろん作者、曲亭馬琴も紹介されています。 こちらの殿様「里見氏」の詳細は天守から降りたところにある博物館で学ぶこと
ができます。里見氏はそもそも源氏の流れで出身はこちらではなく上州とか。
初めて知りました。
なお、里見氏が安房を統治していたのは140年でしたがこちら館山に来たのは最後の25年。
それまでは安房国内を転々としていたそうです。1614年に伯耆の国に転封され、そこで
断絶しています。大坂の陣の前年になります。やはり江戸湾の入り口に外様がいるのは
目障りだったのですかね。
一番下の写真は房総半島の南端、野島崎灯台です。やわらかい風が心地よく周りには
温泉ホテルなどがありますが思ったほどの賑わいもなく、のんびりと過ごすことができます。
東京からは車で2時間半くらい。ちよっと遠いですが東名や東北方面よりは人も圧倒的に
少なくここちよい観光地です。オススメです。
Commentaires