渋谷区の郷土博物館で「新収蔵資料展」が開催されているとのことで行ってきました。
考古資料などとともに今年発見のハチ公の写真も展示されていました。
上の写真ではありません。 こちらは撮影コーナーのものです。
今のハチ公像は2代目で初代はまだハチ公が生きているときに作られました。90
年前です。物語は皆さんご存じと思いますので割愛しますが、何と昭和33年に白黒の
「ハチ公物語」が映画で作られていたことを知りました。9月末まで土日祝に上映
されています。当日は残念ながら時間が合いませんでしたが、ぜひ見たいと思って
います。私たちの世代は仲代達矢さんの「ハチ公物語」が記憶に残っていますね。
常設展示では文京区と同じように文学者が多く活躍した渋谷の町や、その後の発展
が紹介されています。
そして驚いたのは、明治中盤位まで渋谷では製茶業が盛んだったとの話です。当時
の渋谷村では3000人の方が茶業に従事し、「渋谷茶」というものが販売されて
いたそうです。明治政府の桑茶政策によるものです。しかしながら明治22年の
東海道線全通により西から大量に茶が入ってくるようになり衰退してしまった
とのことです。今あれば高級ブランドになったでしょうね。
お茶の仕事を長年してきた私ですが、今回初めて知りました。
いまでも日々変わっている渋谷の町ですが改めてその歴史を学ばせていただきました。
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